

- INVENTORの特徴は?
- INVENTORの料金は?
- INVENTORの評判・口コミは?
この記事では、上記のような質問に応える形で、INVENTORの特徴について紹介しています。
INVENTORとは?|特徴・価格は?
製品設計分野で広いシェアを誇る3DCAD
- 製品設計から開発工程全体を支援するプロフェッショナル向け3DCAD
- 部品ユニットごとのファイル作成、モデリング工程の履歴など製品の修正に強い
Inventorは、AUTODESK(オートデスク)株式会社が販売している3DCADソフトウェアで、3D設計、ドキュメント作成、シミュレーション用のツールが搭載されています。設計段階において、部品やユニットごとにファイルを作成できたり、モデリングの工程を履歴として残すことができたりする点がInventorの強みです。
Inventor | |
販売会社 | AUTODESK株式会社 |
価格(月々) | ¥46,200(税込) |
価格(年額) | ¥367,400(税込) |
利用されている業界 | 建築・建設業界 製造業(機械・電気・設備) インダストリアルデザイン(プロダクトデザイン) |
機能一覧 | 3DCAD機能 3Dモデリング アセンブリモデリング 図面の作成 BIM変換機能 CAE機能 PCB機能 シミュレーション機能 |
対応OS | Windows |
推奨グラフィックカード | 帯域幅 106 GB/秒の 4 GB GPU (DirectX 11 対応) |
推奨CPU | 3.0 GHz 以上、4 コア以上 |
推奨メモリ容量 | 32GB 以上 |
INVENTORが選ばれる理由
ひとつのソフトで設計段階からエンジニアリング段階まで完結できる
INVENTORは、包括的な3DCADソフトで、ひとつのソフトで設計からエンジニアリングまでを完結することができる点が大きな特徴です。
部品・ユニットごとにファイルを作成して独立して管理ができる
INVENTORが選ばれる大きな理由のひとつが、部品やユニットごとにファイルを作成して管理ができるという点です。この機能により、ひとつの図面上で作成したオブジェクトをそのオブジェクトを構成するパーツまで詳細にモデリングすることができます。
シミュレーションツールでモデルのテストができる
シミュレーションツールでテストができるという点もINVENTORが人気の理由のひとつです。シミュレーションツールを利用することにより、設計段階で製品テストが行えるため、プロトタイプの作成などにかかる時間を大幅に短縮することができます。
INVENTORと他のCADソフトの比較
Inventor | FUSION360 | AutoCAD Plus(旧AutoCAD) | REVIT | Civil 3D | |
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公式サイト | |||||
おすすめ度 | |||||
価格(月々) | ¥46,200(税込) | ¥7,700(税込) | ¥28,600(税込) | ¥53,900(税込) | ¥50,600(税込) |
価格(年額) | ¥367,400(税込) | ¥61,600(税込) | ¥231,000(税込) | ¥427,900(税込) | ¥408,100(税込) |
利用されている業界 | 建築・建設業界 製造業(機械・電気・設備) インダストリアルデザイン(プロダクトデザイン) | 製造業(機械・電気・設備) インダストリアルデザイン(プロダクトデザイン) | 建築・建設業界 土木業界 製造業(機械・電気・設備) | 建築・建設業界 土木業界 | 土木業界(インフラ・道路・鉄道・用地) |
機能一覧 | 3DCAD機能 3Dモデリング アセンブリモデリング 図面の作成 BIM変換機能 CAE機能 PCB機能 シミュレーション機能 | 3DCAD機能 3Dモデリング レンダリング CAM機能 CAE機能 PCB機能 3Dプリンタ出力 | 2DCAD機能 3DCAD機能 3Dモデリング機能 図面の作成 地理的位置情報 各業種別のツールセット | 3DCAD機能 鉄筋の詳細設計 構造用鋼材のモデリング ダクト・配管系統モデリング 電気系統モデリング 施工モデリング 図面の作成 シミュレーション機能 | 3DCAD機能 BIM機能 3Dモデリング サーフェスモデリング 橋梁設計 雨水管理 測量機能 土量計算 平面図の作成 シミュレーション機能 |
対応OS | Windows | Windows/Mac | Windows/Mac | Windows | Windows |
推奨グラフィックカード | 帯域幅 106 GB/秒の 4 GB GPU (DirectX 11 対応) | DirectX11 (Direct3D 10.1 以上) VRAM 1 GB 以上の専用 GPU RAM 6 GB 以上の内蔵グラフィックス | 帯域幅 106 GB/秒の 4 GB GPU (DirectX 12 互換) | Shader Model 5 搭載の DirectX 11 対応グラフィックス カードおよび 4 GB以上のビデオ メモリ | 帯域幅 106 GB/秒の 4 GB GPU (DirectX 12 互換) |
推奨CPU | 3.0 GHz 以上、4 コア以上 | x86 ベースの 64 ビット プロセッサ(Intel Core i、AMD Ryzen シリーズなど)、4 コア、1.7 GHz 以上 | 3 GHz 以上のプロセッサ | Intel® i-Series、Xeon®、AMD® Ryzen、Ryzen Threadripper PRO。2.5 GHz 以上 | 3 GHz 以上のプロセッサ |
推奨メモリ容量 | 32GB 以上 | 4GB 以上 | 16GB以上 | 32GB 以上 | 16GB 以上 |
販売会社 | AUTODESK株式会社 | AUTODESK株式会社 | AUTODESK株式会社 | AUTODESK株式会社 | AUTODESK株式会社 |
INVENTORは、CIVIL3DやREVIT同様に使用するPCに高性能スペックが要求されます。また、REVITは建築分野、土木はCIVIL3D、そしてINVENTORは製品設計(機械・製造)というようにそれぞれ住み分けされていると見ることができます。
INVENTORの動作環境
INVENTORの推奨動作環境は以下の表を参考にしてください。
AUTODESK Inventor 動作環境 | |
オペレーティングシステム | Microsoft® Windows® 10 |
ブラウザ | Google Chrome™ または同等のブラウザ |
CPU | 推奨: 3.0 GHz 以上、4 コア以上 最小: 2.5 GHz 以上 |
グラフィックス ハードウェア | 推奨: 帯域幅 106 GB/秒の 4 GB GPU (DirectX 11 対応) 最小: 帯域幅 29 GB/秒の 1 GB GPU (DirectX 11 対応) |
画面解像度 | 推奨: 3840 x 2160 (4K)、推奨尺度: 100%、125%、150%、200% 最小: 1280 x 1024 |
メモリ | 推奨: 32 GB 以上の RAM 最小: パーツが 500 個未満のアセンブリの場合、16 GB の RAM |
ディスク空き容量 | インストーラと完全インストール: 40 GB |
ポインティング デバイス | マイクロソフト社製マウス互換 |
INVENTORを利用するには、3D設計におけるあらゆるツールが搭載されているため、高性能で容量の大きなPC環境が必要になります。3DCADにおすすめのPCについては以下の記事で詳しく紹介しているので参考にしてください。
INVENTORの評判・口コミ
クラウドソーシングを利用して、FUSION360の利用者に対してアンケートを実施すると以下のような意見がありました。
- 20代女性
2021年7月 - 個人利用をするにはコストが大きい
私は土木系の学部に在籍しており現在授業でCIVIL3Dのアカデミック版を利用していますが、学生ではない個人が勉強しようとするには非常に高価なソフトだと思います。
- 個人利用をするにはコストが大きい
INVENTORをお得に安く利用する方法
CADソフトは、エクセルやワードのような一般的なPC向けソフトウェアと比べると比較的高価なものが多いです。そのため、いかにお得に利用できるかというのは大切な問題です。
しかし、実際、なかなか安く利用できるという方法はなく、お得に利用するための最も現実的な方法は長期割引を利用することです。例えば、AutoCADでは長期契約を利用すると最大で月3,400程度安く利用することができます。これは、割引率でいうと約40%程度の割引率となるので、購入するときはぜひ長期割引を利用したいところですね。
まとめ
この記事では、3DCAD INVENTORについて紹介してきましたがいかがだったでしょうか?
INVENTORは、AUTODESKが販売している上位版の3DCADソフトで、INVENTORを使えばほとんどの3DCAD業務をこなすことができます。その分費用もかかりますが、間違いなく需要のあるスキルなので、これから勉強を始めようと考えている方はぜひ公式サイトで詳細を確認してください。
また、他のおすすめCADソフトについては、以下の記事で比較・ランキング形式で紹介していますのでそちらを参考にしてください。
INVENTORについてのQ&A
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