AutoCAD・AutoCAD LTの価格・動作環境・評判・モデルチェンジの変更点を徹底解説
この記事で解決できる問題点・疑問点
  • AutoCADって何?
  • AutoCADとAutoCAD LTはどのような機能の違いがあるの?
  • AutoCAD Plusになって何が変わったの?

この記事では、上記のような疑問に応える形で、AutoCADについて機能から価格、動作環境まで詳しく解説しています。購入を検討している方はぜひ参考にしてください。

AutoCADとは?

AutoCADとは、オートデスク株式会社が販売する2Dおよび3Dの作図・設計向けのコンピュータ支援設計(CAD)ソフトウェアです。

その特徴は、直感的な操作で図面の製図・編集ができる操作性能とエクセルマクロのように作業の一部を自動化できるスクリプト機能です。

また、大手ゼネコンや設計事務所、自動車や機械メーカーでの導入も多く、汎用CADソフトの中ではトップクラスのシェアをもつこともAutoCADの特徴のひとつです。

 汎用CADとは

汎用CADとは、様々な分野の設計に対応したCADのことで、建築や土木、機械、設備など多くの分野で使われているCADのことです。有料のCADであれば2DCADから3DCADまで製図できる汎用性の高さが特徴で、一般的な求人などで求められるCADスキルは、この汎用CADのスキルである場合がほとんどです。

また、CADソフトには、汎用CAD以外にも、システムCADやBIMなど使用用途に応じた様々なCADソフトがあります。以下の記事で、CADソフトの種類について詳しく紹介しているので参考にして下さい。

AutoCAD Plusになって何が変わった?

AutoCAD Plus とは、2021年5月7日より名称変更を行った「AutoCAD」の新たな商標名です。つまり、AutoCADからAutoCAD Plusに変わったことによって、現段階においては大きな技術的な仕様の変更はなく、商品名が変わったというだけです。

ちなみに、従来廉価版CADとして発売されていたAutoCAD LTAutoCADの商標名を引き継ぎLTという表記がなくなりました。

大きく変更したのはこのAutoCAD(旧AutoCAD LT)の方で、れまで利用できなかった3D機能やAPIsなどが同様の価格で使えるようになり、大幅な機能の追加が行われています

この変更に対して、オートデスク会社の代表取締役である織田浩義氏は以下のような説明を行っています。

織田 浩義氏
オートデスク社代表取締役
日本市場が抱える“待ったなし”のさまざまな課題と期待に応えるために、設計生産性を向上し、いつでもどこでも誰でも使える柔軟性を備え、信頼のあるDWGを提供することで安心、安全な利用環境を実現し、それらを利用しやすい魅力的な価格帯で提供するよう、AutoCADを新たに生まれ変わらせた

AutoCAD Plus(旧AutoCAD)とAutoCAD(旧AutoCAD LT)で何が違うの?

上でも説明してきたように、今回のモデルチェンジにより、従来はAutoCAD Plus(旧AutoCAD)でしか使えなった機能である「3Dモデリング/ビジュアライゼーション」、「API&アドオンアプリ」、「CAD標準仕様」、「Express Toolsおよびデータ書き出し」といった機能が廉価版CADであるAutoCAD(旧AutoCAD LT)でも使えるようになりました

それにより、AutoCAD Plus(旧AutoCAD)とAutoCAD(旧AutoCAD LT)の基本的な機能による違いはほとんどなくなりました。

では何が違うのかというと、AutoCAD Plus(旧AutoCAD)には、Architecture(建築設計)/Mechanical(機械設計)/Electrical(電気制御設計)/MEP(設備設計)/Plant 3D(プラント設計)/Map 3D(地図情報)/Raster Design(ラスター画像処理)からなる業種別ツールセットが含まれるという点です。

AutoCAD Plus(旧AutoCAD)の特徴・価格・動作環境

徹底解説

AUTODESK

AutoCAD Plus(旧AutoCAD)

¥28,600/月

CADソフトシェアNo.1!2DCAD、3DCADそれぞれに対応した万能汎用CAD

AutoCAD® Plus は、建築設計者、エンジニア、施工従事者が正確な2Dおよび3D 図面の作成に利用できる、コンピュータ支援設計(CAD)ソフトウェアです。大手ゼネコンや設計事務所への普及率が高く、クライアントからの需要という側面からもこれから学ぶにはもっとも将来性のあるCADソフトだといえます

また、操作面においても、直感的な操作で製図作業から寸法値の管理、資料の作成まで行うことができることに加え、よく使う操作の自動化などエクセルのマクロのようなことを行うこともできます。CADソフトとしての扱いやすさは、他のCADと比べても大きく差別化を図れているといえるでしょう。

それにもかかわらず、土木の分野などでAutoCAD Plusの導入が遅れている原因のひとつとして、AutoCAD Plusで使われている座標系が、測量座標ではなく数学座標が使われているという点が挙げられます。しかし、実は簡単な操作で数学座標から測量座標への座標系を変更することができます。以下の記事では、AutoCAD Plusの座標系を測量座標系に対応させる方法も紹介しているのぜひ参考にしてください。

AutoCADPlus(旧AutoCAD)2022 動作環境
オペレーティング システム64 ビット版 Microsoft® Windows® 10サポート情報については、オートデスクの「製品サポートのライフサイクル」を参照してください。
プロセッサ基本: 2.5 ~ 2.9 GHz のプロセッサ
推奨: 3 GHz 以上のプロセッサ
メモリ基本: 8 GB
推奨: 16 GB
画面解像度従来型ディスプレイ:
True Color 対応 1920 x 1080
高解像度および 4K ディスプレイ:
Windows 10 でサポートされる最大 3840 x 2160 の解像度(対応するディスプレイ カードが必要)
ディスプレイ カード基本: 帯域幅 29 GB/秒の 1 GB GPU (DirectX 11 互換)
推奨: 帯域幅 106 GB/秒の 4 GB GPU (DirectX 12 互換)
ディスク空き容量10.0 GB
ネットワークネットワーク ライセンスに依存するアプリケーションを実行するライセンス サーバとすべてのワークステーションは、TCP/IP プロトコルを実行する必要があります。
アプリケーションでサポートされるオペレーティング システムに加えて、ライセンス サーバは、Windows Server® 2012 R2、Windows Server 2016、Windows Server 2019 エディションで実行できます。
ポインティング デバイスマイクロソフト社製マウスまたは互換製品
.NET Framework.NET Framework バージョン 4.8 以降

>>公式サイトで詳細を確認する

上記の動作環境にマッチするCAD向けパソコンは以下の記事で紹介しています。


 

AutoCAD(旧AutoCAD LT)の特徴・価格・動作環境

徹底解説

AUTODESK

AutoCAD (旧AutoCAD LT)

¥8,800/月

建築・土木分野ではAutoCADを凌ぐ導入実績!コスパに優れた汎用CAD

AutoCAD (LT®) は、精度とスピードを兼ね備えた強力な3Dコンピュータ支援設計(CAD)ソフトウェアです。AutoCAD Plus同様に、ゼネコンや大手不動産会社に導入実績が多く、また、大手道路会社にも導入が多いCADソフトです。3D機能を利用しない土木の分野においては、コストが安いこともあり、むしろAutoCAD Plus(旧AutoCAD)よりもメジャーに利用されているCADソフトです

また、特に土木の分野で求められることの多い電子納品形式についても、AUTODESKが別に提供している「CALS Tools」を利用することで完全に対応することができることも人気を集めている理由のひとつです。

操作性に関しては、AutoCAD Plus同様に直感的な操作で扱える機能も多く、特に建築・土木分野ではすぐに仕事で実用的に活用できるようになるでしょう。当サイトにおいても「必ず押さえておきたい建築・土木向けAutoCAD(LT)の使い方」を紹介しているので是非参考にしてください。

また、モデルチェンジより3D機能やデータ書き出し機能など様々な機能が追加されたため、3DCADを利用したいと考えていたけどコスト面から手が出せなかったというユーザーにはAutoCAD(旧AutoCAD LT)は特におすすめですね

AutoCAD(旧AutoCAD LT)2022 動作環境
オペレーティング システム64 ビット版 Microsoft® Windows® 10サポート情報については、オートデスクの「製品サポートのライフサイクル」を参照してください。
プロセッサ基本: 2.5 ~ 2.9 GHz のプロセッサ
推奨: 3 GHz 以上のプロセッサ
メモリ基本: 8 GB
推奨: 16 GB
画面解像度従来型ディスプレイ:
True Color 対応 1920 x 1080
高解像度および 4K ディスプレイ:
Windows 10 でサポートされる最大 3840 x 2160 の解像度(対応するディスプレイ カードが必要)
ディスプレイ カード基本: 帯域幅 29 GB/秒の 1 GB GPU (DirectX 11 互換)
推奨: 帯域幅 106 GB/秒の 4 GB GPU (DirectX 12 互換)
ディスク空き容量10.0 GB
ネットワークネットワーク ライセンスに依存するアプリケーションを実行するライセンス サーバとすべてのワークステーションは、TCP/IP プロトコルを実行する必要があります。
アプリケーションでサポートされるオペレーティング システムに加えて、ライセンス サーバは、Windows Server® 2012 R2、Windows Server 2016、Windows Server 2019 エディションで実行できます。
ポインティング デバイスマイクロソフト社製マウスまたは互換製品
.NET Framework.NET Framework バージョン 4.8 以降

>>公式サイトで詳細を確認する

上記の動作環境にマッチするCAD向けパソコンは以下の記事で紹介しています。


 

AutoCADの評判

AutoCADの良い評判

他のCADソフトと比べて使いやすい

モデル空間で原寸大で作図ができる。

モバイル版と連動して利用することができる。

AutoCADの悪い評判

慣れるまで操作が難しい。

業種別ツールセットがパッケージされたAutoCAD Plusのコストが高い。

AutoCADをお得に利用する方法

CADソフトは、エクセルやワードのような一般的なPC向けソフトウェアと比べると比較的高価なものが多いです。そのため、いかにお得に利用できるかというのは大切な問題です。

しかし、実際、なかなか安く利用できるという方法はなく、お得に利用するための最も現実的な方法は長期割引を利用することです。例えば、AutoCADでは長期契約を利用すると最大で月3,400程度安く利用することができます。これは、割引率でいうと約40%程度の割引率となるので、購入するときはぜひ長期割引を利用したいところですね。

>>AutoCAD公式サイトで長期割引の価格を確認する

また、割安で購入するもう一つの方法は、AMAZONのタイムセールを利用するという方法です。この方法に関しては、CADソフトがタイムセールの対象となっているときしか適用されませんので、あればラッキーぐらいの感覚で確認するようにしましょう。

>>AMAZONで確認する

まとめ

この記事では、AutoCAD PlusAutoCADLT)とは何かについて、機能面から価格、その動作環境まで紹介してきましたがいかがだったでしょうか?

AutoCADは、モデルチェンジにより圧倒的に安く利用できるようになった今だからこそお勧めしたい汎用CADソフトです。

また、AutoCAD以外の土木・建築分野でおすすめのCADソフトも紹介しているのでそちらも参考にしてください。


AutoCADのスキルアップを考えている場合は以下の記事でおすすめの講座を紹介しています。

AutoCADについてのQ&A

AutoCAD LTはもう手に入らないのですか?
これまでAutoCAD LTとして販売されていたモデルが同じ価格のまま3D機能などが追加されてAutoCADとして販売されることになりました。また、これまでAutoCADとして販売されていた上位モデルがAutoCAD Plusというモデル名で販売されています。
AutoCADとAutoCAD LTの違いは何ですか?
AutoCAD(旧AutoCAD LT)もAutoCAD Plus(旧AutoCAD)も基本的な機能の違いはありません。AutoCAD Plusには業種別ツールセットという業種に特化したツールがついてきます。
一括で購入することはできないのですか?
できません。サブスクリプション契約になるため継続的にこすとがかかります。
購入後すぐに使うことはできますか?
はい。契約完了後インストールしたAutoCADにライセンスキーを入力することですぐに使い始めることができます。
AutoCADに最低限必要な動作環境は?
AutoCADに最低限必要な動作環境は、グラフィックボードが独立したPC環境です。CPU一体型のグラフィックボードだとスペックが足りず動きが遅くなる可能性があります。

 

この記事の執筆者

しろくま
しろくま
WebMonsterの代表。京都大学においてMBA(経営学修士)を取得。現在、サラリーマンをする傍ら、Webコンテンツ制作、株式投資で収入を得ており、その経験をもとに会社に頼らず個人で稼ぐための方法を発信しています。