【土木・建築・電気】施工管理技士資格のおすすめ講座4選|特徴・受講料金・評判を徹底比較
この記事で解決できる問題点・疑問点
  • おすすめの施工管理技士講座を知りたい。
  • 受講料金や学習スタイルなど自分の目的に合った講座がどれか知りたい。
  • 施工管理技士の仕事や給与、転職情報について知りたい。

この記事では、上記のような質問に応える形で、施工管理技士講座についての比較、ランキングを紹介しています。また、受講者の目的や受講者の置かれている状況によってどのような施工管理技士講座を選ぶべきかについても説明していますのでぜひ参考にしてください。

この記事のポイント

  • 施工管理技士の仕事内容は、工程・品質・安全・原価等の施工全体を管理することで、その平均年収は平均給与は568.2万円、中には1,000万円を超える給与をもらっている方もたくさんいます。
  • 施工管理技士資格は国家資格で、その難易度は、直近の1級土木施工管理技士の合格率でみると第1次検定で60.60%、第2次検定で36.60%と3人1人以上が合格している計算になります。また、資格取得までに必要な学習時間については、受験者の経験にもよりますが100時間~400時間程度といわれています。
  • 施工管理技士講座の選び方のポイントは、受験者の現在のレベルや経験に応じて適切な講座選択をすることです。
  • おすすめ講座① 独学サポート事務局 施工管理技士講座|10,100円~30,800円(税込)
  • おすすめ講座② JTEX 施工管理技士講座|27,500円~37,400円(税込)
  • おすすめ講座③ SAT 施工管理技士講座|38,280円~82,060円(税込)
  • おすすめ講座④ 【難関資格試験の通信講座】アガルートアカデミー|33,000円(税込)×時間数

 

この記事で紹介している施工管理技士講座一覧

この記事で紹介している施工管理技士講座の一覧です。記事全体を読む時間がないという方は以下の表を参考にして下さい。

独学サポート事務局
(ディーラーニング)
JTEXSAT【難関資格試験の通信講座】
アガルートアカデミー
公式
おすすめ度
コース概要二級土木施工管理技士【第一次・第二次検定】
二級建築施工管理技士【第一次・第二次検定】
一級土木施工管理技士【第一次・第二次検定】
一級建築施工管理技士【第一次・第二次検定】
2級土木施工管理技士受験合格講座
1級土木施工管理技士受験合格講座
2級電気工事施工管理技士受験講座
1級電気工事施工管理技士受験講座
2級土木施工管理技士受験合格講座
1級土木施工管理技士受験合格講座
2級建築施工管理技士受験合格講座
1級建築施工管理技士受験合格講座
2級電気工事施工管理技士受験講座
1級電気工事施工管理技士受験講座
第三種電気主任技術者
第二種電気主任技術者
建築施工管理技術検定
管工事施工管理技術検定
受講費用10,100円~30,800円(税込)27,500円~37,400円(税込)38,280円~43,780円(税込)
1級施工管理1次+2次対策の場合は、
82,060円(税込)
33,000円(税込)×時間数
※別途教材費用
取得できる資格2級土木施工管理技士
1級土木施工管理技士
2級建築施工管理技士
1級建築工事施工管理技士
2級土木施工管理技士
1級土木施工管理技士
2級電気工事施工管理技士
1級電気工事施工管理技士
2級土木施工管理技士
1級土木施工管理技士
2級建築施工管理技士
1級建築施工管理技士
2級電気工事施工管理技士
1級電気工事施工管理技士
第三種電気主任技術者
第二種電気主任技術者
建築施工管理技術検定
管工事施工管理技術検定
学習スタイルオンライン講座オンライン講座オンライン講座(Eラーニング)オンライン講座
就職サポートなしなしなしなし
返金・お祝い金制度なしなしなしなし
教育訓練給付金なしなしなしなし
校舎一覧オンラインのみオンラインのみオンラインのみオンラインのみ

おすすめの施工管理技士講座4選(土木・建築・電気工事)

独学サポート事務局(ディーラーニング)

1位

独学サポート事務局

独学サポート事務局(ディーラーニング)

おすすめ度:

延べ受講者55000人以上の多くの方から選ばれている施工管理技士講座

ディーラーニング施工管理士講座とは、独学サポート事務局が運営する施工管理士の講座で、延べ受講者55000名以上と多くの施工管理受験のサポート実績があることが特徴です。また、土木から、建築、管工事、造園、電気工事まで幅広い施工管理士試験に対応している点も特徴です。

 おすすめのポイント
  • 延べ受講者55000人以上のサポート実績
  • リーズナブルな受講料金(10,100円~30,800円(税込))
  • 土木施工管理技士・建築施工管理技士が取得可能
  • 講座内容は厳選教材・過去問・添削指導という流れ
  • 作文が苦手な方を対象とした「作文作成代行サービス」あり
ディーラーニング
コース概要二級土木施工管理技士【第一次・第二次検定】
二級建築施工管理技士【第一次・第二次検定】
一級土木施工管理技士【第一次・第二次検定】
一級建築施工管理技士【第一次・第二次検定】
受講費用10,100円~30,800円(税込)
取得できる資格2級土木施工管理技士
1級土木施工管理技士
2級建築施工管理技士
1級建築工事施工管理技士
学習スタイルオンライン講座
就職サポートなし
返金・お祝い金制度なし
教育訓練給付金なし
校舎一覧オンラインのみ

>>独学サポート事務局公式サイトはこちら

 

JTEX 施工管理技士講座

2位

職業訓練法人日本技能教育開発センター

JTEX 施工管理技士講座

おすすめ度:

延べ受講者55000人以上の多くの方から選ばれている施工管理技士講座

JTEXは、東京都知事の認可を受けた職業訓練法人(社団法人)です。その講座の特徴は、リーズナブルな受講料で充実したサポートの講座を受講できることです。

 おすすめのポイント
  • 東京都知事の認可を受けた職業訓練法人が運営
  • リーズナブルな受講料金(27,500円~37,400円(税込)
  • 土木施工管理技士・電気工事施工管理技士が取得可能
  • 講座内容は厳選教材・問題集・添削指導という流れ
JTEX
コース概要2級土木施工管理技士受験合格講座
1級土木施工管理技士受験合格講座
2級電気工事施工管理技士受験講座
1級電気工事施工管理技士受験講座
受講費用27,500円~37,400円(税込)
取得できる資格2級土木施工管理技士
1級土木施工管理技士
2級電気工事施工管理技士
1級電気工事施工管理技士
学習スタイルオンライン講座
就職サポートなし
返金・お祝い金制度なし
教育訓練給付金なし
校舎一覧オンラインのみ

>>JTEX公式サイトはこちら

 

SAT 施工管理技士講座

3位

SAT株式会社(Smart Academy of Tec)

SAT 施工管理技士講座

おすすめ度:

受講者のレベルに合わせた選べる学習スタイルで人気

SATは、電気工事などの技術者向け資格で定評のある資格スクールです。施工管理技士についても土木や建築だけでなく、管工事や電気工事の施工管理技士資格を取得することができます。また、土木の知識や経験が少ない人から、すでに土木の専門知識をある程度習得している人まで、それぞれにあった学習スタイルを選択できることが特徴です。

 おすすめのポイント
  • 受講者のレベルに応じた学習スタイルを選択可能
  • 土木施工管理技士・建築施工管理技士・管工事施工管理技士・電気工事施工管理技士が取得可能
  • 図解の充実したフルカラーテキストが好評
  • 最新のEラーニングを導入
SAT
コース概要2級土木施工管理技士受験合格講座
1級土木施工管理技士(1次)受験合格講座
1級土木施工管理技士(2次)受験合格講座
2級建築施工管理技士受験合格講座
1級建築施工管理技士(1次)受験合格講座
1級建築施工管理技士(2次)受験合格講座
2級電気工事施工管理技士受験講座
1級電気工事施工管理技士(1次)受験講座
1級電気工事施工管理技士(2次)受験講座
受講費用38,280円~43,780円(税込)
1級施工管理1次+2次対策の場合は、
82,060円(税込)
取得できる資格2級土木施工管理技士
1級土木施工管理技士
2級建築施工管理技士
1級建築施工管理技士
2級電気工事施工管理技士
1級電気工事施工管理技士
学習スタイルオンライン講座(Eラーニング)
就職サポートなし
返金・お祝い金制度なし
教育訓練給付金なし
校舎一覧オンラインのみ

>>SAT公式サイトはこちら

 

アガルートアカデミー 第三種電気主任技術者

4位

アガルートアカデミー

第三種電気主任技術者

おすすめ度:

自分に合った講師を選択できる

各講座によって初学者向け・中上級者向け・マンツーマン指導など、個々のニーズに合わせた様々なカリキュラムから選択できるようになっています。
「受験生が本当に求めていることを提供する」というコンセプトの基、講義内容の質の高さやテキストの効率の良さを徹底していますので、限られた時間を使って効率よく勉強したい人に向いている講座と言えます。

 おすすめのポイント
  • 苦手な所だけ勉強できる単科講座もあり
  • 講義担当の講師陣が自ら手掛けているテキストがわかりやすい
  • 毎年最新情報を基に最新の法改正・最新判例をカバー
  • インプットとアウトプットを同時並行で行うカリキュラム
アガルート
アカデミー
コース概要第三種電気主任技術者
第二種電気主任技術者
建築施工管理技術検定
管工事施工管理技術検定
受講費用33,000円(税込)×時間数
※別途教材費用
取得できる資格第三種電気主任技術者
第二種電気主任技術者
建築施工管理技術検定
管工事施工管理技術検定
学習スタイルオンライン講座
就職サポートなし
返金・お祝い金制度なし
教育訓練給付金なし
校舎一覧オンラインのみ

>>アガルート公式サイトはこちら

 

施工管理技士講座 徹底比較

独学サポート事務局
(ディーラーニング)
JTEXSAT【難関資格試験の通信講座】
アガルートアカデミー

公式
おすすめ度
主なコース二級土木施工管理技士【第一次・第二次検定】
二級建築施工管理技士【第一次・第二次検定】
一級土木施工管理技士【第一次・第二次検定】
一級建築施工管理技士【第一次・第二次検定】
2級土木施工管理技士受験合格講座
1級土木施工管理技士受験合格講座
2級電気工事施工管理技士受験講座
1級電気工事施工管理技士受験講座
2級土木施工管理技士受験合格講座
2級建築施工管理技士受験合格講座
2級電気工事施工管理技士受験講座
第三種電気主任技術者
第二種電気主任技術者
建築施工管理技術検定
管工事施工管理技術検定
受講費用10,100円~30,800円(税込)27,500円~37,400円(税込)38,280円~43,780円(税込)
1級施工管理1次+2次対策の場合は、
82,060円(税込)
33,000円(税込)×時間数
※別途教材費用
取得できる資格2級土木施工管理技士
1級土木施工管理技士
2級建築施工管理技士
1級建築工事施工管理技士
2級土木施工管理技士
1級土木施工管理技士
2級電気工事施工管理技士
1級電気工事施工管理技士
2級土木施工管理技士
1級土木施工管理技士
2級建築施工管理技士
1級建築施工管理技士
2級電気工事施工管理技士
1級電気工事施工管理技士
第三種電気主任技術者
第二種電気主任技術者
建築施工管理技術検定
管工事施工管理技術検定
学習スタイルオンライン講座オンライン講座オンライン講座(Eラーニング)オンライン講座
返金・お祝い金制度なしなしなしなし
教育訓練給付金なしなしなしなし

講座の内容で比較

講座の内容を比較すると、いずれの講座もテキストによるインプット学習、過去問題集によるアウトプット学習、2次試験対策として作文の添削というようなオーソドックスな講座内容となっています。少し特殊な内容となっているのは独学サポート事務局で、上記のようなオーソドックスな内容に加えて、作文が苦手な方を対象にした作文作成代行というサービスがあります。

学習スタイル(受講形態)で比較

この記事で紹介している施工管理技士資格の講座はいずれもオンライン形式での通信講座になっており、受講形態による違いはありません。

取得できる資格で比較

取得できる資格で比較すると、独学サポート事務局、JTEXは同様に1級・2級の土木及び建築施工管理技士資格が取得可能で、電気工事の施工管理技士資格が取得したい場合はSATという形になります。

受講料金で比較

講座の受講料金については、コース内容にもよりますが独学サポート事務局が10,100円(税込)~と最安値で、続いてJTEX、SATという順番になります。

割引制度で比較

この記事で紹介している講座はいずれも通信講座でリーズナブルな受講料金が特徴です。その反面、教育訓練給付金などの割引制度の対象にはなりません。つまり、割引という面で比較するといずれも同様であるといえます。

比較まとめ|レベル別・目的別のおすすめ施工管理技士講

未経験者向けのおすすめ講座

未経験者が資格に取り組む場合は、基礎的な知識の習得から経験記述までを網羅的に学習する必要があります。いずれのスクールにも1次検定のみや2次検定のみ、作文対策のみといった個別の単科講座に加えて、全てを網羅した総合講座が用意されています。

総合講座一覧公式サイトコース受講費用
独学サポート事務局
公式サイト総合講座30,800円(税込)
JTEX
公式サイト総合講座37,400円(税込)
SAT
公式サイト総合講座82,060円(税込)
アガルートアカデミー
公式サイト総合講座33,000円(税込)×時間数
※別途教材費用

経験者向けのおすすめ講座

ある程度工事経験や現場管理経験がある人にっては、自分で必要だと思う知識を選んで学習できる独学サポート事務局の単科講座がおすすめです。具体的には以下のような講座があります。

ディーラーニング施工管理技士講座の種類と料金体系
施工管理技士【第一次・第二次検定】 フルサポートDXコース24,500円(税込)~30,800円(税込)
施工管理技士 【第一次・第二次検定】 オプションDXセット16,900円(税込)~17,900円(税込)
施工管理技士 【第一次・第二次検定】 厳選教材セット17,700円(税込)~23,000円(税込)
施工管理技士【第一次・第二次検定】 基本サービス10,100円(税込)

>>独学サポート事務局の個別講座の詳細はこちら

とにかく受講費用を抑えたい方におすすめの講座

受講を費用を抑えたいのであれば、独学サポート事務局JTEXの施工管理技士講座がおすすめです。

受講費用を安く
抑えたいなら
公式サイトコース一覧受講費用
独学サポート事務局
公式サイト一次講座
二次講座
総合講座
作成代行
10,100円~30,800円(税込)
JTEX
公式サイト一次講座
二次講座
総合講座
27,500円~37,400円(税込)
SAT
公式サイト一次講座
二次講座
総合講座
38,280円~43,780円(税込)
1級施工管理1次+2次対策の場合は、
82,060円(税込)
アガルートアカデミー
公式サイト一次講座
二次講座
総合講座
33,000円(税込)×時間数
※別途教材費用

作文作成が苦手な方向けのおすすめ講座

作文作成が苦手な方には、独学サポート事務局の作文作成代行サービスがおすすめです。作成代行サービスを利用すると、受験者の経験をもとに独学サポート事務局の講師の方が代わりに経験記述の作文を作成してくれます。受験者はその作文内容を覚えるだけで試験に臨むことができます。

>>独学サポート事務局の作文作成代行サービスの詳細はこちら

施工管理とは?

施工管理技士とは、国土交通省が管轄する国家資格で、資格を取得すると主任技術者や管理技術者になることができます

では、具体的に施工管理技士になるとどのような仕事をするのでしょうか?

以下で、その仕事内容や施工管理技士の給与水準などについて説明しています。

施工管理技士の仕事内容

施工管理士の仕事とは、土木や建設の工事現場において施工全体を管理する仕事のことで、大きく分けて以下の4つの項目の管理を担います。

 施工管理の仕事
  • 工程管理
  • 品質管理
  • 安全管理
  • 原価管理

ひとつずつ見ていきましょう。

工程管理

工程管理とは、作業計画の策定から作業人員の配置、必要な資器材の手配などを管理する仕事のことで施工管理士のメインの仕事となります。

実際の現場では、工事の進捗率で工程の管理を行い、必要なところで必要な人材や資器材を手配するというような形で工事全体の管理を行っています。

品質管理

品質管理とは、工事で使用される材料の規格や完成物が設計書に定められている基準を満たしているかなどを管理する仕事のことです。

実際の現場では、検査官との立会などを通して品質評価の対象項目を試験して品質の保全に努めています。

安全管理

安全管理とは、土木・建設現場で働く作業員の安全を守るために、安全ルールや安全設備を整える仕事のことで、近年、もっとも重要視されている管理項目です。

具体的には、高所での安全帯の仕様や重機の区画などルールを周知徹底させたり、防護柵の設置や紹介の設置など安全設備を充実されるといった管理を行っています。

原価管理

原価管理とは、決められた予算内で工事を完成させるために、人件費や材料の原価などを計算し管理する仕事のことです。また、工程の改善などを行い。工事にかかる経費を削減するといったことも原価管理の仕事のひとつです。

施工管理技士ってどのくらいの給与をもらっているの?

土木や建設の会社にとって施工管理技士資格を保有しているということは非常に大きな評価を受けることができます。元受け事業者であれば現場監督になることができるし、施工会社であればその現場の現場代理人になることができます。また、元請けであれ下請けであれ、土木や建設事業を営んでいる会社であれば、会社に専任技術者が必要になります。施工管理技士資格を保有しているとそのような専任技術者になることも可能です。

そのため、建設や土木の会社にとって資格保有者が多ければ多いほど良いので、施工管理技士が評価されることになります。そのため、平均年収が高く、厚生労働省の調査によると、施工管理技士の平均給与は568.2万円(厚生労働省「令和2年賃金構造基本統計調査」)です。会社で管理職などのポジションについている施工管理技士の中には1,000万円を超える給与をもらっている方もたくさんいます。

建設や土木、電気、設備といった業界で働いているのであれば、確実に取得しておきたい資格です。

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施工管理技士の転職を考えているなら

施工管理技士資格を取得しているのであれば、転職で大きなキャリアップを図ることが可能です。もちろん、転職を希望されている方の経験や実績にもよりますが、転職サイトなどで実際に募集されている求人の給与を見ると、700万円~1,000万円程度の求人が非常に多いです。

また、転職サイトにも様々なタイプがあり、建設業界特化型の求人サイトや様々な業界を扱っている総合型の転職サイト、応募書類の添削から面接対策までしてくれるエージェント型の転職サイトなどがあります。実際に転職サイトへの登録を考えているのであれば、転職を希望されている方がどのように転職を進めていきたいかによって、転職サイトを使分けていくことが転職成功への近道です

以下の記事で、施工管理技士の転職におすすめの転職サイトや転職サイトの選び方などを紹介しているのでぜひ参考にしてください。

講座の選び方のポイント

施工管理技士資格は難関国家資格といわれていますが、直近の1級土木施工管理技士の合格率でみると第1次検定で60.60%、第2次検定で36.60%と、それほど合格率が低いわけではありません。また、資格取得までに必要な学習時間についても100時間~400時間程度といわれており、もともと知識のある人であれば2、3か月程度で合格を目指すことができます。

具体的な施工管理技士の試験内容は第一次検定と第二次検定に分かれており、第一次検定では建設や土木に関しての知識問題、第二次検定では施工経験についての記述問題となっています。受験者は一次、二次のそれぞれに対して対策していくことが必要です。効率よく資格を取得するためには、受験者の現在のレベルや工事経験に応じて学習プランを設計することがポイントです。

工事経験がほとんどない方

土木や建設といった自分が施工管理資格の取得を考えている分野の工事経験や管理経験がほとんどない方は、一次試験、二次試験ともに十分な対策をする必要があります。そのため、一から体系的に学習を進めることができる総合講座がおすすめです。

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工事経験が豊富な方

工事経験が豊富な方であれば、独学で教材を利用しながら過去問題を繰り返すことで十分な対策が可能です。ただし、二次の経験記述については十分な対策をすることが必要で、特に現場監督の経験が少ない人や作文が苦手という方は、作文添削サービスや作文作成代行サービスを利用することがおすすめです。

>>施工管理技士講座の一覧に戻る

まとめ

この記事では、施工管理技士資格について資格の概要から選び方のポイント、おすすめ講座までを紹介してきましたがいかがだったでしょうか?

施工管理技士資格取得で最も重要なポイントは、現在の自分の実力と照らし合わせて、正しい方法で無駄のない学習を進めていくことです。この記事では講座それぞれの紹介以外にもレベル別・目的別のおすすめ講座の紹介も行っていますのでぜひ参考にしてください。

>>レベル別・目的別のおすすめ施工管理技士講座に戻る

また、施工管理技士としての転職を考えている場合は、以下の記事でおすすめの転職サイト・転職エージェントを紹介しているので参考にしてください。

 

施工管理技士講座についてのQ&A

経験記述はやっぱり難しいの?
文章を書くにも人それぞれ得手不得手がある、と言ってしまえばそれまでですが、一般的にはこの経験記述論文を作成することは決して難しいというものではありません。つまり、文章の上手さやテーマソースの良し悪し、経験した工事のレベルなどは問われません。
しかし、この経験記述論文が採点・評価がなされる国家試験である以上、求められているものが何なのか、誰に向けて、何のために書かれるものなのかはやはり良く知っておく必要があります。これらの国家資格は特に公共工事に携わる建設業従事者のための、適正な技術者であることを公に証明するものですので、施工管理技士としての報告文章がきっちり書けるかどうかを判別されるものでもありますから記述を作成する際には充分な調査と検討をおこなった上で答案作成することを心がけてください。
工事施工の経験があまりないんだけど・・
あまり気にすることはありません。受験者の中にはそういった方が多くいらっしゃいます。例えば、建設会社に勤める事務員の女性の方や、他業界から転職をされた転職組、または建設業者であっても施工に直接関わる事業内容ではないが経営審査事項の技術点を必要とする業種・職種(営業職など)の受験生など、事実上の実務を必ずしも携えない受験者が実に少なくない国家資格なのです。
そういった方々は、そういった事情なりに受験対策をしているのが実情です。また、実務経験が豊富だからといって試験にパスしやすいかといったらそうともいいきれません。むしろ実務と試験内容とは別のものと考えてよさそうです。

 

この記事の執筆者

きつね
きつね