

- FUSION360の特徴は?
- FUSION360の料金は?
- FUSION360の評判・口コミは?
この記事では、上記のような質問に応える形で、FUSION360の特徴について紹介しています。
FUSION360とは?|特徴・価格は?
コスパに優れた3DCADの定番ソフト
- コストパフォーマンスに優れた3DCAD
- 3Dモデリングからレンダリング、3Dプリンター出力までひとつのソフトで完結できる
FUSION 360は、AUTODESK(オートデスク)株式会社が販売している3DCADソフトのひとつです。その特徴は、コストパフォーマンスに優れた3DCADソフトであるにもかかわらず、3Dモデリングからレンダリング、3Dプリンター用のデータ出力、CAM機能などの様々な機能をひとつの開発プラットフォームでカバーできる点です。
FUSION360 | |
販売会社 | AUTODESK株式会社 |
価格(月々) | ¥7,700(税込) |
価格(年額) | ¥61,600(税込) |
利用されている業界 | 製造業(機械・電気・設備) インダストリアルデザイン(プロダクトデザイン) |
機能一覧 | 3DCAD機能 3Dモデリング レンダリング CAM機能 CAE機能 PCB機能 3Dプリンタ出力 |
対応OS | Windows/Mac |
推奨グラフィックカード | DirectX11 (Direct3D 10.1 以上) VRAM 1 GB 以上の専用 GPU RAM 6 GB 以上の内蔵グラフィックス |
推奨CPU | x86 ベースの 64 ビット プロセッサ(Intel Core i、AMD Ryzen シリーズなど)、4 コア、1.7 GHz 以上 |
推奨メモリ容量 | 4GB 以上 |
数十万円と高額な3DCADソフトが多い中で、FUSION360は月7,700円(税込み)、年額61,600円と非常にコストパフォーマンスに優れた3Dソフトウェアであるといえます。
FUSION360と他のCADソフトの比較
FUSION360 | AutoCAD Plus(旧AutoCAD) | Inventor | REVIT | Civil 3D | |
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公式サイト | |||||
おすすめ度 | |||||
価格(月々) | ¥7,700(税込) | ¥28,600(税込) | ¥46,200(税込) | ¥53,900(税込) | ¥50,600(税込) |
価格(年額) | ¥61,600(税込) | ¥231,000(税込) | ¥367,400(税込) | ¥427,900(税込) | ¥408,100(税込) |
利用されている業界 | 製造業(機械・電気・設備) インダストリアルデザイン(プロダクトデザイン) | 建築・建設業界 土木業界 製造業(機械・電気・設備) | 建築・建設業界 製造業(機械・電気・設備) インダストリアルデザイン(プロダクトデザイン) | 建築・建設業界 土木業界 | 土木業界(インフラ・道路・鉄道・用地) |
機能一覧 | 3DCAD機能 3Dモデリング レンダリング CAM機能 CAE機能 PCB機能 3Dプリンタ出力 | 2DCAD機能 3DCAD機能 3Dモデリング機能 図面の作成 地理的位置情報 各業種別のツールセット | 3DCAD機能 3Dモデリング アセンブリモデリング 図面の作成 BIM変換機能 CAE機能 PCB機能 シミュレーション機能 | 3DCAD機能 鉄筋の詳細設計 構造用鋼材のモデリング ダクト・配管系統モデリング 電気系統モデリング 施工モデリング 図面の作成 シミュレーション機能 | 3DCAD機能 BIM機能 3Dモデリング サーフェスモデリング 橋梁設計 雨水管理 測量機能 土量計算 平面図の作成 シミュレーション機能 |
対応OS | Windows/Mac | Windows/Mac | Windows | Windows | Windows |
推奨グラフィックカード | DirectX11 (Direct3D 10.1 以上) VRAM 1 GB 以上の専用 GPU RAM 6 GB 以上の内蔵グラフィックス | 帯域幅 106 GB/秒の 4 GB GPU (DirectX 12 互換) | 帯域幅 106 GB/秒の 4 GB GPU (DirectX 11 対応) | Shader Model 5 搭載の DirectX 11 対応グラフィックス カードおよび 4 GB以上のビデオ メモリ | 帯域幅 106 GB/秒の 4 GB GPU (DirectX 12 互換) |
推奨CPU | x86 ベースの 64 ビット プロセッサ(Intel Core i、AMD Ryzen シリーズなど)、4 コア、1.7 GHz 以上 | 3 GHz 以上のプロセッサ | 3.0 GHz 以上、4 コア以上 | Intel® i-Series、Xeon®、AMD® Ryzen、Ryzen Threadripper PRO。2.5 GHz 以上 | 3 GHz 以上のプロセッサ |
推奨メモリ容量 | 4GB 以上 | 16GB以上 | 32GB 以上 | 32GB 以上 | 16GB 以上 |
販売会社 | AUTODESK株式会社 | AUTODESK株式会社 | AUTODESK株式会社 | AUTODESK株式会社 | AUTODESK株式会社 |
FUSION360は、他の3DCADソフトと比較して圧倒的にコストパフォーマンスが優秀です。一般的に3DCADを導入するには何十万円とかかる中でFUSION360は月々1万円もしないという点が広く導入されている大きな要因です。
動画で分かるFUSION360
FUSION360を始めて学ぶという方には、始め方やどのようなことができるかについてまとめた以下の動画が参考になります。10分くらいの短い動画ですので、FUSION360でどのようことができるのかというイメージを知りたい方はぜひ参考にしてください。
FUSION360が選ばれる理由
3D モデル作成時間を大幅に短縮可能
FUSION360では、直感的な操作でパラメトリックモデリング、フリーフォームモデリング、ダイレクトモデリング、サーフェスモデリングなどのモデリング操作を行うことができるので、3Dモデル作成にかかる時間を大幅に短縮することができます。
CADとCAMの両方の機能を安価な価格で利用できる
FUSION360では、CAD機能だけでなくCAM機能まで同一プラットフォーム上で利用できるため、わざわざ高額なCAMツールを購入する必要がなく大きくコストを抑えることができます。CAMの詳細については、Q&Aを参考にしてください。
高額なシミュレーションツールが不要
FUSION360には、高度なシミュレーション機能も搭載されており、わざわざ高額なシミュレーションツールを導入する必要もありません。
チーム間でのデータや進捗状況の共有が簡単にできる
アクセス権を管理し、社内はもちろん社外の関係者とも安全にファイル共有することができます。また、さまざまなチームが加える設計変更、コメント、マークアップがすべて一元化され、プロジェクトの進行状況が簡単に把握できるようになります。
YOUTUBEやWEB上にFUSION360の多くのチュートリアルが公開されている
FUSION360をこれから始める上で最も優位性がある部分がYOUTUBEやWEB上に多く公開されているチュートリアルです。FUSION360の基本的な操作を覚えたらそのようなチュートリアルを参考に様々なモデル作成をすることができます。
FUSION360の動作環境
FUSION360の推奨動作環境は以下の表を参考にしてください。
AUTODESK fusion360 動作環境 | |
オペレーティングシステム | Apple® macOS™ Big Sur 11.x*、Catalina 10.15、Mojave v10.14 Microsoft® Windows® 8.1 (64 ビット) (2023 年 1 月まで) Microsoft Windows Windows 10 (64 ビット) Windows |
画面解像度 | 1366 x 768 (表示スケール 100% で 1920 x 1080 以上を強く推奨) |
CPU | x86 ベースの 64 ビット プロセッサ(Intel Core i、AMD Ryzen シリーズなど)、4 コア、1.7 GHz 以上 |
グラフィックス ハードウェア | DirectX11 (Direct3D 10.1 以上) VRAM 1 GB 以上の専用 GPU RAM 6 GB 以上の内蔵グラフィックス |
メモリ | 4 GB の RAM (内蔵グラフィックス 6 GB 以上を推奨) |
ディスク空き容量 | 3 GB のストレージ |
ポインティング デバイス | HID 準拠マウスまたはトラックパッド |
インターネット | ダウンロード速度 2.5 Mbps 以上、アップロード速度 500 Kbps 以上 |
他の3DCADやモデリングソフト同様、開発者向けのグラフィックボードが推奨となっています。具体的には、3Dグラフィックスなどの処理により特化したNvidia社の『QUADRO』シリーズなどのグラフィックボードがおすすめですね。
CAD向けのノートパソコンについては以下の記事で紹介しているので参考にしてください。
FUSION360の評判・口コミ
クラウドソーシングを利用して、FUSION360の利用者に対してアンケートを実施すると以下のような意見がありました。
- 30代女性
2021年7月 - 参考にできるチュートリアルがたくさん公開されている
私は現在キャラクター系の3Dモデリングの仕事をしています。そこでこうしたいと思った時に分からないことがあると参考にできるチュートリアルがYOUTUBEにたくさん公開されています。海外のYOUTUBEなどにも参考になる事例がたくさんあるのも嬉しいです。
- 40代男性
2021年8月 - 安いサブスクリプション利用費用で使うことができる
私は普段フリーランスでWEBデザインやCGデザインの仕事を行っています。主にBlenderとFUSION360の2つのソフトを使って仕事をしているのですが、MAYAや3DSMAXと比べて圧倒的に安い費用で仕事の環境構築ができているので助かっています。
FUSION360をお得に安く利用する方法
CADソフトは、エクセルやワードのような一般的なPC向けソフトウェアと比べると比較的高価なものが多いです。そのため、いかにお得に利用できるかというのは大切な問題です。
しかし、実際、なかなか安く利用できるという方法はなく、お得に利用するための最も現実的な方法は長期割引を利用することです。例えば、FUSION360では長期契約を利用すると最大で月2,500円程度安く利用することができます。これは、割引率でいうと約30%程度の割引率となるので、購入するときはぜひ長期割引を利用したいところですね。
まとめ
この記事では、FUSION360について、特徴から他のCADソフトとの比較、価格、評判、口コミまでを紹介してきましたがいかがだったでしょうか?
やはりFUSION360の大きな特徴は、3D設計に必要な機能が全て含まれているにもかかわらず、他のCADソフトと比べて圧倒的に価格が安いという点です。これから3DCADを始めようという方には特におすすめの3DCADソフトですね。
また、他のおすすめCADソフトについては、以下の記事で比較・ランキング形式で紹介していますのでそちらを参考にしてください。
FUSION360についてのQ&A
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