

- 土木・建築分野でのAutoCADの勉強におすすめの本は?
AutoCADは、土木・建築業界に限らず、機械や自動車、インテリアなど様々な分野において使われている汎用CADソフトです。
そのため、土木分野でのAutoCADの使い方を知りたかったり、建築分野でのAutoCADの使い方を知りたくても、実用的な本は限られたものしかありません。
この記事では、そんな限られた本の中から土木・建築分野で活かせる本を紹介しています。
土木・建築業界のAutoCADオペレーターにおすすめの本5選
1. はじめて学ぶ AutoCAD LT 作図・操作ガイド
本の内容
AutoCADを初めて使う方も無理なく作図ルールと基本機能を習得できるよう、わかりやすい言葉でAutoCAD LTの操作と作図の方法を手順を追って解説しています。
また、実際の作図を体験できるように例図を使い、作図過程を再現しながら解説しているので、その説明を読みながら実際に描いていくことが無理なく操作方法を習得することができます。
Part 2 図形を描画する
Part 3 図形を編集する
Part 4 画層の管理と操作
Part 5 文字と寸法線を入力する
Part 6 レイアウトとペーパー空間
Part 7 印刷
Part 8 効率よく作業する
読者から評価・口コミ
AMAZONレビュー:(星5つ中の3.7)
- Architectさん
2019年6月15日 - 始めてAutoCADを学ぶ人にはまずはこの一冊
仕事の空き時間を使って20日足らずで通り一遍やってみました。
AutoCAD LTの試用版で練習していたので期限までにやりきることができて良かったです。
感想としてはAutoCAD LTについて一通り学ぶのには良書ではないかと思います。個人的にはもっとバリバリ描きたいところですが、実際のCADの作業において必要な各種設定からコメントまで本当に隈なく教えてくれます。
私はちょっとした趣味で使うだけなので、各種設定部分はどうでも良いことが多かったのですが、端折らずに全て学習して良かったと思います。
よく読まずに感覚的にやってしまうので、時々「あれ?」となりますが、ちゃんと読み返したら手取り足取り本当に間違わない様に、設定が変わっていることがある部分、つまづきそうなところはそれも加味して書かれているのは本当に著者の方がソフトを使い込んでいるのだろうな、とつくづく関心させられます。
始めてAutoCADを学ぶ人にはまずはこの一冊を自信を持って進めます。
2. デザインの学校 これからはじめるAutoCADの本
本の内容
いちばんやさしいAutoCADの入門書として、基本的な作図方法から、大きく見やすい画面で、ひとつひとつ丁寧に解説するので、まったくAutoCADの経験がない人でも操作方法を覚えることができます。
基本的な操作方法を身につけたい初心者の方におすすめできる入門書です。
読者から評価・口コミ
AMAZONレビュー:(星5つ中の4.1)
3.AutoCAD LTできちんと土木図面をかく方法
本の内容
AutoCAD(LT)における基本的な操作方法から電子納品や、SXF形式の作図基準など土木業務に不可欠な知識から、ケースを通しての正しい作図方法など、土木分野におけるAutoCADの活用方法を学ぶことができます。
また、建築分野のCADオペレーターにとっても業務の幅を広げることができるので一読の価値があります。
ファイルを開く/保存する/切り替える方法や、画面表示の操作、コマンド実行方法などAutoCAD LTの基本を解説!
2章 土木製図の基礎知識
電子納品の製図基準、AutoCAD LTで電子納品に準拠した図面を作成したりSXF変換する際の注意点などを解説!
3章 小構造物の作図
小構造物の作図を通して、AutoCAD LTの基本コマンドや設定、Excelとデータのやり取りをする方法などを解説!
4章 参考図の作図
ブロック(ダイナミックブロック)の挿入と複写や写真の貼り付け方法、AutoCAD LTの図面尺度の考え方などを解説!
5章 道路平面図の作図
クロソイド曲線を含む道路中心線と測点記号の作図、測量座標の入力方法、Excelで簡単に測量点を作図する方法などを解説!
6章 平面縦断図の作図
平面縦断図を作例に、計画線や帯の文字の書き方、既存の図の利用方法、他ファイルを外部参照でリンクする方法を解説!
読者から評価・口コミ
AMAZONレビュー:(星5つ中の4.2)
4.だれでもできるAutoCAD LT[土木編]
本の内容
AutoCAD(LT)において土木図面の作図と編集ができるようになることを目的としたテキストになっています。
「これだけおぼえれば大丈夫」というポイントを実際に道路図面の作図を通して身につけることができます。
AutoCAD LTのインターフェイスやファイル操作、画面操作、
コマンド操作、オブジェクトの選択方法などの基本をマスターします。
第2章 土木図面の作図
AutoCAD LTを使った舗装構成図、L型側溝図、平面図、
横断図、標準横断図といった図面のかき方をマスターします。
第3章 操作リファレンス
AutoCAD LTが備える数多くのコマンドの中でも、特に土木図面の作図に必須の、
または役立つコマンドの使い方をマスターします。
読者から評価・口コミ
AMAZONレビュー:(星5つ中の3.4)
5. AutoCAD LTで学ぶ建築製図の基本
本の内容
AutoCAD操作の基本から建築製図についての基礎知識、実際にAutoCADを使った平面図、立体図、断面図の作成までを行うことができます。
Chapter 2 AutoCAD LTの基本
Chapter 3 製図の準備
Chapter 4 平面図の作成
Chapter 5 立面図の作成
Chapter 6 断面図の作成
Chapter 7 Appendix
読者から評価・口コミ
AMAZONレビュー:(星5つ中の4.7)
- Architectさん
2019年6月15日 - 確実に力がつけられる1冊
- 短期間で製図のスキルをつけたいと思い、この本+AutoCAD無償30日間で練習しました。
テキストを見て描くだけですが、4章平面図を1回終えるころには「AutoCADがどのようなものであるか」
ということが、なんとなくわかってきます。
そして、自分の思ったような図面が(家具など簡単なものですが)自分で何も見ず引けるくらいのレベルになります。
同じコマンドを色々な場面で幾度となく「使う」練習ができること、
現場で使う(求められる)レベルの図面を扱っていることも高ポイントです。
基本操作のみを覚えるのでしたら他の書籍でもよいですが、
ある程度の建築図面の知識があって、
これからCADオペレーターを目指す人、職業訓練校やスク―ルに通うか迷っている人にはほんとうにお勧めです。
まとめ
この記事では、AutoCAD(LT)の勉強におすすめの本を紹介してきましたがいかがだったでしょうか?
最初に紹介した2冊は操作方法全般について基礎から学習したい方におすすめの本です。そのあとの3冊については、土木、建築それぞれの図面を使ってより実践的な使い方を学ぶことができる2冊となっています。
もっとも本格的にAutoCADの使い方を学びたいという方は、以下の記事でおすすめのCADスクールを紹介しているのでぜひ参考にしてください。
また、CADオペレーターとしての転職を考えている場合は、以下の記事でおすすめの転職サイトや転職エージェントを紹介しているので参考にしてください。
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