CADで図面を修正したり作図したりするときに、非常に良く使う機能のひとつが「コーナー処理」です。
中でも、面取りや角を丸めるといった処理ではなく、線と線を接続してコーナー処理をするというのは非常に使用する場面が多いです。
この記事では、AutoCADを用いた具体的なコーナー処理の方法を紹介していきます。ぜひ参考にしてください。
なお、この記事では以下のようなサンプル図面を使用して説明していきます。
AutoCADでコーナー処理(接続)を行う方法
「修正」メニュー>「フィレット」 もしくは、「修正」メニュー>「面取り」
まず、最初のオブジェクトを選択と要求されるので、コーナー処理をしたい1本目の線を選択します。
次に、2つめのオブジェクトを選択と要求されるので、Shiftを押しながら2本目の線をクリックして選択します。
以上で、コーナーが自動的に接続されます。
同様に右の線分もやってみます。
先ほどと同じようにコーナー処理がされました。
フィレット機能で角を丸めるコーナー処理をする方法
「修正」メニュー>「フィレット」
まず、コマンドラインの半径(R)をクリックして選択します。(または、コマンドラインでR⇒Enter)
次に、コーナー(角)を丸めたい半径を指定します。ここでは、5と入力しています。
オブジェクトを指定するように要求されるので、1本目、2本目の線をクリックして選択します。
以上でコーナー(角)がフィレットされ指定した半径で丸まります。
AutoCADでコーナーの面取り処理を行う方法
ここでは、距離を指定して面取りをするケースを考えます。
「修正」メニュー>「面取り」
まず、コマンドラインの距離(D)をクリックして選択します。(または、D⇒Enter)
次に、1本目の面取り距離を指定と表示されるので、面取りしたい距離を入力して指定します。(ここでは、10と入力して指定しています)
2本目も同様に入力して指定します。
面取り距離の指定が終わると、1本目の線を選択と要求されるので、1本目の線を選択します。
同様に、2本目の線を選択と要求されるので、2本目の線を選択します。
以上で、コーナー(角)が指定した距離で面取りされます。
まとめ
3パターンのコーナー処理の方法を説明しましたがいかがだったでしょうか?
おそらくもっともよく使うのは一つ目のフィレットも面取りもせずにただコーナーを接続して処理する操作ではないでしょうか?このコーナー処理については、AutoCADは他のCADソフトと比べても非常に簡単に行うことができます。ぜひ試してみてください。