AutoCADを使い始めてまだ日が浅い方だと、「図面を印刷するときにどういう操作をしたらいいのか分からない」とか「印刷範囲の設定方法が分からない」というような方はかなり多いのではないでしょうか?
確かに、AutoCADの印刷設定はCAD初心者が必ず最初に直面する壁です。エクセルやワードいった他のソフトと比べても、CADの印刷範囲の設定の仕方というのは少し特殊な部分があります。しかし、一度慣れてしまえばAutoCADの印刷設定の方法は非常に簡単でしかも便利です。
この記事では、AutoCADの印刷最もよく使う「窓印刷」について説明しているので参考にしてみてください。
5分でわかる!AutoCADで図面を印刷する時に欠かせない「窓印刷」機能の使い方
まず、画面左上の印刷ボタンをクリックします。
その際、左下タブがモデルになっていることを確認しておいてください。
印刷ウィンドウが開くので、まずそのままの状態を左下のプレビューで確認してみてください。
デフォルトの状態だと表示されている画面がそのまま印刷範囲として設定されているので、毎回印刷レイアウトも変わってしまったり、余白の設定が上手くできていなかったりして、上手く印刷を行うことができません。
1度プレビューを閉じて再度正しい印刷設定を行う必要があります。
まず、印刷対象のドロップダウンから「窓」を選択してください。
すると印刷範囲選択の画面に切り替わります。
まず、印刷したい範囲の左上の点を選択します。
次に、印刷したい範囲の右下の端点を選択します。
もう一度プレビューを押して確認します。
使用するプリンターは、それぞれの環境に合わせて選択してください。
以下は、A3横方向で図面をPDFとして印刷する場合の例です。
以上で、窓印刷の操作は完了です。
体系的にCADスキルを身につけるためには?
この記事では、AutoCADの使い方のひとつについて説明してきました。しかし、求めているCAD関係のテクニックやノウハウというのは、インターネットや専門書を探してもなかなか見つからないというのが現状です。
もっと体系的に最新のCADスキルを学ぶためには、通学制、通信制を問わずCAD講座を受講することがおすすめです。以下の記事では、おすすめのCAD講座の一覧を紹介しているので是非参考にしてください。
まとめ
この記事で説明した窓印刷の方法は非常に簡単な内容ですが、窓印刷はAutoCADを使う上でもっとも使用頻度の高い機能のひとつでもあります。確実にできるようにしましょう。