- Photoshopで画像の編集を行っている際、同じ選択範囲を何度も作成することが面倒くさい・・・
この記事では、上記のような疑問に応える形で、一度作成した選択範囲を保存することで何度も使い回すことができるアルファチャンネルというPhotoshopの機能を説明していきます。
Photoshopにおけるチャンネル、アルファチャンネルとは?
Photoshopにおけるチャンネルとは?
チャンネルとは、様々な種類の情報を保存するグレースケール画像のことです。カラーモードがRGBの場合は、合成チャンネル、レッドチャンネル、グリーンチャンネル、ブルーチャンネルの4つのチャンネルで構成されます。
レッドチャンネル、グリーンチャンネル、ブルーチャンネルについてはカラーチャンネルと呼ばれ、そのグレースケール画像の濃度により各カラーの明るさについての情報を保持しています。
合成チャンネルは、レッド、グリーン、ブルーそれぞれの情報を反映して画像の編集に使用されるチャンネルです。
Photoshopにおけるアルファチャンネルとは?
アルファチャンネルとは、photoshopにおけるチャンネルのひとつで、選択範囲についての情報を保持したグレースケール画像のことです。
アルファチャンネルを利用することで、チャンネルに保持している選択範囲をいつでも復元することができます。非常に便利な機能ですね。
作成した選択範囲をアルファチャンネルに登録する方法
ここでは、以下のような鳥の画像を利用して実践していきます。
まず、アルファチャンネルに登録したい選択範囲の作成を行っていきます。
以下のような鳥の輪郭の選択範囲を作成しました。この輪郭の選択範囲をアルファチャンネルに登録します。
「選択範囲」メニュー>「選択範囲を保存」をクリックします。
「選択範囲を保存」ダイアログが開くので、適切な名前を入力してOKをクリックします。
これでアルファチャンネルが作成されました。
チャンネルパネルを開くと、新しく「アルファチャンネル」が登録されていることが分かります。
登録したアルファチャンネルから選択範囲を作成する方法
上記でアルファチャンネルを登録した鳥の画像を使います。
まず、チャンネルパネルを開きます。
アルファチャンネルを「Ctrl」キーを押しながらクリックします。
すると、以下のように登録されている選択範囲が一瞬で作成されます。
以上でアルファチャンネルの使い方の説明は終了です。
体系的にPhotoshopスキルを身につけたいなら
この記事では、Photoshopの使い方について説明してきました。この記事のように、今の時代、インターネットや専門書を探せば様々なテクニックやノウハウを見つけることができます。しかし、体系的に確かなスキルを身につけるという点で考えるとインターネットや書籍の情報だけでは難しいのが現実です。
もっと体系的に最新のPhotoshopのスキルを学ぶためには、通学制、通信制を問わずPhotoshopなどデザインについての講座を受講することがおすすめです。以下の記事では、おすすめのPhotoshopが学べるWebデザイン講座の一覧を紹介しているので是非参考にしてください。
まとめ
アルファチャンネルとは何かの説明からアルファチャンネルの実践的な使い方まで紹介してきましたがいかがだったでしょうか?
Photoshopは、選択範囲に対して塗りつぶしを実施したり、選択範囲に対して切り取りを実施したり、選択範囲に対して効果を適用したり、というように「選択範囲」に対して何かの操作を行うということがとても多いです。その際、ここで紹介したアルファチャンネルを利用することで、選択範囲の作成を非常に効率的に行うことができるようになります。画像編集時間の短縮にもつながりますので、ぜひ、アルファチャンネルを使いこなせるようになりましょう。