

- AUTODESKのMAYAってどんなソフト?
- MAYAを使うと何ができるの?
- MAYAの価格や評判は?
この記事では、上記のような疑問に応える形で、3DCG製作ソフトのMAYAについて、その概要から価格、動作環境、3DS MAXとの比較、評判までを紹介していきます。
MAYA(AUTODESK)とは?
MAYAとは
MAYAはAUTODESK(オートデスク)株式会社が販売している3DCG製作ソフトウェアで、あのディズニーやピクサーのCG制作に使われていることで有名です。アニメーションやキャラクター、リアルなテクスチャ、モーショングラフィックスなどの制作を効果的に行うことができます。
また、MAYAに付属するレンダリングソフトArnoldを利用することで、直感的な操作でキャラクターや景色などの複雑なオブジェクトをレンダリングできる点も人気の理由です。
- 3Dモデリング
- 3Dレンダリング
- アニメーション・キャラクター作成
- スクリプトによる機能の拡張
- Windows、MAC間でのデータの共有
MAYAの動作環境
MAYAの動作環境は以下のようになります。
AUTODESK MAYA 動作環境 | |
オペレーティングシステム | Microsoft® Windows® 10 Apple® macOS® 11.x、10.15.x、10.14.x、10.13.x オペレーティング システム Linux® Red Hat® Enterprise 8.2、7.6~7.9 WS オペレーティング システム Linux® CentOS 8.2、7.6~7.9 オペレーティング システム |
ブラウザ | Apple® Safari® Web ブラウザ Google Chrome™ Web ブラウザ Microsoft® Internet Explorer® Web ブラウザ Mozilla® Firefox® Web ブラウザ |
CPU | 64 ビット Intel® または AMD® マルチコア プロセッサ、SSE4.2 命令セットを使用 M シリーズ チップが搭載されている Apple Mac モデルは、Rosetta 2 でサポートされます。 |
グラフィックス ハードウェア | NVIDIA Quadro2000以上 NVIDIA GeForce GTX 680以上 AMD Radeon Pro WX 4100以上 AMD FirePro W2100以上 AMD Radeon R9 370/X以上 |
RAM | 8 GB の RAM (16 GB 以上を推奨) |
ディスク空き容量 | インストール用に 6 GB のディスク空き容量 |
ポインティング デバイス | 3 ボタン マウス |
一般的な汎用CAD等であればNVIDIA【GeForce】シリーズでも十分ですが、MAYAのような本格的なCG制作ソフトを利用する場合はNVIDIA【QUADRO】シリーズを搭載したワークステーションと呼ばれるようなPCがおすすめです。
MAYAによるCG制作の例
以下、MAYAによって作成されたCG作品の例です。
MAYAが人気の理由
直感的な操作によるモデリングが可能
MAYAを使うことで、複雑なコマンドを記入することなく直感的な操作でモデリングをすることができます。特にこれからCG制作を始めようと考えている方には最もとっつきやすいCGソフトのひとつだといえます・
レンダリングソフトArnoldによる高品質なレンダリング
MAYAには、Arnoldと呼ばれるレンダリングソフトが付属しています。このArnoldが他のCGソフトともっとも差別化を図れている点で、Arnoldを使うことでどんなに複雑なキャラクターや背景であっても簡単な操作でリアルな表現のレンダリングができます。
スクリプトにより機能の拡張が可能
プログラミングの知識が必要ではありますが、スクリプトを記述することができれば独自の機能を追加することができます。
ツールセットが豊富
アニメーションやキャラクター作成などに効果的なツールセットが豊富で、ツールセットを使うことで魅力的でリアルなキャラクターの作成やシーンを作成することができます。この部分がディズニーやピクサーのCG制作にも支持される要因です。
WindowsとMac両方に対応
Windowsだけしか対応していない3DCGソフトが多い中でMAYAはMac OSにも対応しています。それにより、WindowsとMac間でのデータの共有などが可能です。
MAYAと3DS MAXとの比較|メリットとデメリット
3DS MAXと比較してのMAYAのメリット
- MAYAはソフトに含まれるツールセットが豊富
- MAYAはWindowsとMac両方に対応している
- MAYAはエフェクトや視覚効果を簡単に作成できる
3DS MAXと比較してのMAYAのデメリット
- MAYAは3DS MAXと比較するとプラグイン数が少ない
- 機能を拡張するためにはスクリプトのプログラミング知識が必要
- 3DS MAXの方が建築などCG以外の分野のシェアが高い
また、MAYAと3DSMAXの違いについてもっと詳しく知りたいという方は以下の記事を参考にしてください。
MAYAとMAYA LTの違いは?
MAYA LTはMAYA同様、AUTODESK(オートデスク)株式会社が販売する3DCG製作ソフトウェアで、MAYAの一部の機能が使えなくなった廉価版MAYAです。具体的には、MAYAに含まれるレンダリング機能、ダイナミクス機能、モーション グラフィックスなどのツールが搭載されていませんが、その分7分の1程度の価格で利用することができるので、モデリング機能だけ使えれば十分というユーザーにはMAYA LTがおすすめです。
MAYAの評判
アニメーション動作が快適
あとは動かすだけの状態になった時のmayaの快適さよ。アニメーション特化ソフトとして生まれ変わってはどうか。パワーアニメーターとかって名前どうですか。
— 中村 幸憲 (@shockerNY) July 1, 2021
Arnoldによるレンダリング表現が優秀
先日ご依頼いただいたイラスト制作に加え、名刺制作のご依頼も頂戴しました〜(^^)♡頑張るぞ〜!
勿論、Mayaの方も目下進行中です!
Arnoldに振り回されっぱなしですが、そのArnoldのおかげで表現したかった結果に近づきつつあります(^^)— シャム/motion designer (@Siamese_Tora) June 27, 2021
ハイスペックなPCスペックが必要
https://twitter.com/mugizake14/status/1409927070394716167
まとめ
この記事では、3DCG製作ソフトのMAYAについて、その概要から価格、動作環境、3DS MAXとの比較、評判までを紹介してきましたがいかがだったでしょうか?
他のおすすめのCG制作ソフトやモデリング、レンダリングなどのCG制作の基礎知識は別の記事で紹介しているのでそちらを参考にしてください。
MAYAについてのQ&A(よくある質問)
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