

- CTAとは何か?
- 効果的なCTAの配置方法とは?
この記事では、上記のような疑問に応える形で、CTAについての説明を行っています。
CTAとは?
CTA(Call To Action)とは、広告用語で「行動喚起」のことです。
具体的には、ユーザーに行動を促すために配置されている「ボタン」や「テキスト」、「画像」などのこと指してCTA(Call To Action)と呼んでいます。アフィリエイトなどのサイト運営において、このCTAをどのように配置するかというCTA設計が広告収益最大化に非常に重要な役割を担っています。
例えば、CTAの良い例として、以下のようなケースがあります。
CTAの事例
◆shutterstockにおけるCTA事例
インターネットサービスにおいてよく見られるCTAのパターンで、キャンペーン訴求のすぐ隣にCTAボタンを設置することでユーザーの行動を促しています。
◆ADOBEにおけるCTA事例
ソフトウェア会社によくみられるパターンで、「無料」で始められることを訴求したCTA設置パターンです。
以下の事例は、選択肢を配置するCTAのパターンです。
◆オバマ大統領の選挙ページにおけるCTA事例
この事例では、もともと「SIGN UP」というメッセージでボタンを配置していたCTAを、「LEARN MORE」に変更することで会員登録率(コンバージョン率)を1.4倍に向上させました。
CTAのパターン(表現手法とメッセージ)
CTAの表現手法
CTAは以下のような表現方法が良く使われます。
- バナー(画像)
- ボタン
- テキスト
CTAで使われるメッセージ
CTAには、以下のようなメッセージが良く使われます。
- カートに入れる・購入する
- 無料登録
- 会員登録
- 公式サイト
- 詳しく学ぶ
- メルマガ登録
- 資料請求
- シェア・いいね
コンバージョン率を高めるためのCTA設計のポイント
コンバージョン率を高め、広告収益を改善するためには以下の3つのポイントが重要です。
- メッセージを明確にする
- 視線の流れを意識する
- 心理的ハードルを下げる
1.メッセージを明確にする
アクセス解析の滞在時間などを見てもらえると分かると思いますが、ユーザーはひとつのWebサイトのひとつの記事に長時間滞在するというケースはほとんどありません。Webサイトの情報の中から必要な情報だけをさっと取り出してページから離れていってしまうユーザーがほとんどです。
このような状況の中では、Webサイトの運営者は、ユーザーに対して、行動の結果何を得ることができるのかを短時間で伝える必要があります。そのためには、メッセージの明確化を図ることが重要です。
2.視線の流れを意識する
上記はユーザーの視線の流れを意識したレイアウトの基本です。
このような視線の流れを意識してCTAを設置することは、CTA設計の基本的な要素です。
3.心理的ハードルを下げる
CTAを設置することの目的は、ユーザーの行動を喚起した結果、購入や会員登録などの行動を起こしてもらうことです。しかし、ユーザーには警戒心があるため、一筋縄ではボタンやバナーをクリックしてくれません。
ユーザーに行動を起こしてもらうためには、ユーザーに行動を起こしてもらいやすくするための工夫が必要です。そのひとつが「心理的ハードルの低下」です。
例えば、「登録」よりも「無料登録」、「会員登録」より「詳しく学ぶ」というような表現を使うことでユーザーの心理的ハードルを下げることができます。
まとめ
この記事では、CTAとは何か?からCTAの効果的な配置方法までを紹介してきましたがいかがだったでしょうか?
CTAという言葉自体には何の意味もありませんが、広告収益の最大化を図るためには、この記事で紹介したCTAの考え方はとても重要な要素です。ぜひ参考にして、自分のサイトに合ったCTA設計を目指してください。
この記事の執筆者

- Webデザイナー兼Webプログラマ。京都大学においてMBA(経営学修士)を取得。現在、Webデザインや3DCGデザイン、Webコンテンツ制作で収入を得ており、その経験をもとに会社に頼らず個人で稼ぐための方法を発信しています。