
この記事では、PHPでプログラミングを行う際の基本的なルールについて解説しています。
PHPコードを書く際の基本ルール
>PHPコードを<?php PHPコード ?>
で囲む
PHPでのプログラミングにおいては、<?php
ではじめて、?>
で終えるというルールになっています。
簡単な例を見てみましょう。
<!doctype html>
<html>
<head>
<meta charset="utf-8">
<title></title>
</head>
<body>
Hello
<?php echo 'World!'; ?>
</body>
</html>
上記は、HTMLコードの中にPHPコードを埋め込んだ例で、<?php
と?>
で囲まれた、echo 'World'
の部分がPHPの命令文となります。
上記のコードの表示を確認すると以下のようになります。「echo」は直後の記述を画面に出力するように指示する命令なので、このコードでは「World!」が表示されれば成功です。
無事PHPコードが出力されました。
命令は「;」で区切る
PHPコードでの命令は「;」で区切る必要があります。もし「;」がない場合は、命令の区切りがコンピュータ側で判断できずにエラーとなってしまいます。
構造を分かりやすくするために空白や改行を入れることができる
PHPに限らずプログラミング言語を使ってコードを書く際、何十行や何百行になることはよくあることです。しかし、それだけのコードをただただ入力していっても複雑で何が書いてあるのか分からなくなってしまいます。そのため、プログラミングをする際はコードが見やすいように構造を分かりやすくする必要があります。このことをプログラミングでは、インデントといいます。
PHPの場合も同様に、インデントをして構造を分かりやすくする必要があります。
例えば、以下の2つのコードでは、改行もスペースも入っていますが同じ出力内容となります。
<?php echo 'World!'; ?>
<?php
echo
'World!';
?>
コメントを記述するには/*コメント*/を使う
プログラムのコメント部分をコメントタグで囲んで無効化することをコメントアウトといいます。
PHPでコメントアウトを行うためには、「/*」と「*/」を使ってコメント部分を囲みます。
例えば、以下のようにコメントを記述することができます。
<?php
/*ここはコメント*/
echo 'World!';
?>
出力時は、「World!」とだけ出力されコメント部分は表示されません。
また、行の途中でコメントアウトする場合は、「//」または「#」を使用します。
行の途中で「//」または「#」を記述した場合は、それ以降の部分はコメントとして扱われます。
<?php
echo 'World!';//ここはコメント
?>
「//」以降は、何を記述しても出力結果に反映されません。
まとめ
この記事では、PHPプログラミングの基本ルールについて説明してきましたがいかがだったでしょうか?
ここで紹介したルールの中でも、コメントアウトは非常に重要な要素です。プログラミングをする際、デバッグのために後からコードの見直しを行ったり、共同で開発している場合に第3者の目に触れたりという場面がよくあります。その際、コード内にコメントがあるのか、ないのかでは大きな違いになります。ぜひコメントを活用したコーディングを行うようにしましょう。
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