トレンドについてアイキャッチ
この記事で解決できる疑問点
  • 初心者の間はトレンドの方向に仕掛けるべきだという話をよく聞くけど、そもそも何を基準にトレンドと言っているのか、明確なトレンドの定義が分からないので、トレンドの方向がどちらなのかなかなか判断できない・・・

「トレンドの方向に仕掛けるように!」

投資を始めたての初心者の頃は、ほとんどの人がこのような言葉を耳にしたことがあるのではないでしょうか?

これは確かに最もな意見で、FX投資はまず間違いなく大きな波であるトレンドの方向に仕掛けを行うべきです。なぜなら、大きな波に逆らっても個人の力ではその方向を変えることは絶対にできないということと、トレンドという大きな波には慣性の法則が働いているためそう簡単には方向転換しないという理由が挙げられます。

だからこそ、「トレンドの方向に仕掛けましょう」というルールが提唱されるわけですが、このトレンドの方向に仕掛けるというのもそう簡単ではありません。

その理由は、何をもってトレンドが発生しているとするのか、その定義が分かりづらいからです

この記事では、「現在どちらの方向にどのような大きさのトレンドが発生しているのか」という判断をできるようになるために、トレンドの定義からトレンドの種類、強さまでを説明していきますので、ぜひ参考にしてみてください。

トレンドとは?

トレンドとは、上昇トレンドであれば高値と安値が切り上がっている状況で、下降トレンドであれば高値と安値が切り下がっている状況のことで、どちらかが欠けていればそれはトレンドではありません

上昇トレンドとは

下降トレンドとは

また、トレンドは、大きさやトレンドの方向によって応じて4つのタイプに分類することができます。

大きさ順に並べるとトレンド>スイング>プルバック>レッグという順番になり、

トレンドの方向によって分類すると、トレンド方向に分類されるのは、トレンドとスイング、カウンタートレンド方向に分類されるのは、プルバック、トレンド方向・カウンタートレンド方向のそれぞれに存在するのがレッグとなる。

スイングとは、トレンドの構成要素でスイングの連続によりトレンドが形成されます。

スイングとは

また、プルバックはカウンタートレンド方向の動きのことで、スイングの中に含まれます。

プルバックとは

レッグは、大きなトレンドの一部を構成する小さなトレンドのことで、トレンド方向のスイングや、カウンタートレンド方向のプルバックどちらの中にも表れる。

レッグとは

なぜトレンドが重要なのか?

トレンドは簡単に反転するものではないし、それがいつ反転するかは誰も知ることはできません。また、カウンタートレンド方向へのブレイクアウトなどはほとんどがだましになり、結局はトレンド方向の動きに戻っていくことが多いため、安易なカウンタートレンド方向への逆張りトレードを続けてしまうと、損切による損失が際限なく拡大していってしまう可能性があります。

だからこそ、トレンドをしっかりと見極めた上で、トレンド方向のトレードチャンスを探すことが必要です。

では、このようなことは一般的に良く知られていることであるにもかかわらず、多くの人がカウンタートレンド方向へのエントリーをして失敗してしまうのでしょうか?

それは、人の心理でいうところの恐怖の感情が関係しています。

恐怖

一般的に、強いトレンドが継続しているときは、マーケットが行き過ぎているように見えますし、行き過ぎた上昇トレンドの高値で買ったり、行き過ぎた下降トレンドの安値で売ったりすることは、「安く買って高く売る」という相場の金言と逆の行動になってしまうのではないかという恐怖があり、トレンド方向に仕掛けるのには勇気が必要になります。

このような理由で、多くの人が心理的に仕掛けやすいカウンタートレンド方向の仕掛けを繰り返してしまい、取り返しのつかない損失を積み上げてしまうのです。

では、なぜトレンドは継続する方向に強い慣性を持っているのか?

もちろん、強気の上昇相場であれば少し高い価格であっても買い手が増えることによって価格が押し上げられていきます。それに加えて、上で説明したようなカウンタートレンド派がポジションを手仕舞するときに損切の買い注文が執行されることでさらに価格が押し上げられます

このような2段構えの価格の押し上げ要因があることによって、トレンドはなかなか反転せず継続していく傾向にあるのです

そして新たな買い手がいなくなるまでトレンドは続いていきます。

投資の神様として知られているウォーレン・バフェットは、「他人が強欲になっているときに恐れて、他人が恐れているときに強欲になるように」という言葉を残しています。

ウォーレンバフェット

この言葉に従えば、エントリーすることに恐怖があるトレンド方向にこそエントリーすべきであり、そして、カウンタートレンド派がトレンド方向の動きで損切を入れることで相場はまた押し上げられていきます。そして、まだいけるという強欲に駆られたときにこそ恐怖を覚えてしっかりと利確をして手仕舞をしていくべきなのです。

トレンドの強さを見極める方法

上でも説明しているように、一般的にトレンド方向に仕掛けを行うことが非常に重要です。中でも、勢いのある強いトレンドで仕掛けることがより重要になってきます。

以下では、強いトレンドを表すサインを列挙しておきます。

◆スイングの安値と高値が切り上がっている、もしくは切り下がっている。

上昇トレンドとは

◆長大線やシュリンキングステア、スリープッシュといったクライマックスのパターンが見られない。

スリープッシュについて

シュリンキングステア

◆トレンドチャネルラインのオーバーシュートがあまり見られない。

トレンドチャネルラインオーバーシュート

◆2時間以上中期移動平均線から離れたところで推移している。

2HMA

◆押しや戻りの幅が小さい。

◆押しや戻りの調整が横ばいの調整が多い。

◆ローソク足の終値が連続して移動平均線の反対側にあることがない。

◆大きいギャップを開けた寄りつきからのトレンド。

上記のようなサインが見られれば、それは強いトレンドを表している可能性があります。ぜひ積極的に仕掛けてみてください。

まとめ

この記事ではトレンドについて、その定義から見極め方、強弱の判断まで説明してきましたがいかがだったでしょうか?

トレンドの判断については簡単ですが、その強弱の判断については少し複雑な部分もあります。ぜひ何度か読み返してもらってしっかりトレンドが継続するのか、それとも転換するのか判断できるようになりましょう。

また、これからFXを始めようという方には以下の記事でおすすめのFX口座比較を紹介していますのでそちらも参考にしてください。

 

この記事の執筆者

しろくま
しろくま
WebMonsterの代表。京都大学においてMBA(経営学修士)を取得。現在、サラリーマンをする傍ら、Webコンテンツ制作、株式投資で収入を得ており、その経験をもとに会社に頼らず個人で稼ぐための方法を発信しています。